参加報告

霧ケ峰開山祭・薙鎌神社御柱祭 参加報告

5月29日(土)に今年の霧ケ峰開山祭が行われました。開山祭は忘れ路の丘の霧鐘塔前で行われ、約200名が参加しました。
また、開山祭にあわせて、薙鎌神社の御柱祭も盛大に行われました。
今年は7年に1度行われる諏訪大社の御柱祭の年。薙鎌神社の御柱祭では、霧鐘塔前から、薙鎌神社まで、約4時間かけて一の柱を曳行しました。
その後、建て御柱を行い、無事一の柱が建てられました。

霧ケ峰ネットワークでは、今年の御柱祭にあわせ、法被を作成しました。
法被の部分には、霧ケ峰に集う人たちが仲睦まじくあるようにという願いをこめて「霧若睦」と入れました。

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旧御射山神社例祭参加

毎年8月27日に霧ヶ峰の旧御射山遺跡(長野県文化財)で開催される御射山祭に参加してきました。

例年きっちりと8月27日に開催されることは何度もこのブログで紹介していますが、今年は木曜日で平日の真ん中でした。幹事三人は会社を休んでの参加です。

今年は、「霧ヶ峰草原史(仮)」の作成にあたって、遺跡の性質を再確認しました。以下、遺跡の広がりと年代についてまとめました。

まず、遺跡の広がり位置についてです。写真中央が旧御射山のやしろで、写真右上の南西側斜面の土段は、かつて5日間行われたとされる御射山祭に集まった人々の宿泊場所とされていることは有名です。しかし、やしろを中心に土段が3面有るはずで残りの2面がどこにあるのか、土段が不明確なので分かりにくい状況です。そこで、諏訪信仰史の地図*1を現在の地形と位置合わせをして確認したところ、沢渡からの砂利道の上まで土段が広がっており、下の写真を撮影している位置は東側斜面の北の端であることがわかりました。なお、残りの北西斜面はヒュッテ御射山から八島ヶ池へ向かって左側の斜面でした。詳しくは、文末のグーグルマップをご参照ください。

次に、祭が盛大に行われた可能性のある年代についてです。諏訪信仰史*2によれば、遺跡全面にわたって発掘された青磁が中国竜泉窯で焼かれた良質のものであり、平安中期~鎌倉中期に日本と宋の間で行われた日宋貿易でもたらされたものとしています。この他にも鎌倉時代が最盛期であったことを示唆する遺物や史料があり、この場所で祭が盛大に行われた年代が鎌倉時代であるという根拠を再確認しました。

 遺跡の位置の詳細はグーグルマップを参考にしてください。航空写真に切り替えると、南西の土段がくっきり見えます。

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*1 金井典美(1982)諏訪信仰史、名著出版、p134
*2 同p146

防火帯整備を行いました

4月12日(日)に今年度火入れのための防火帯整備を行いました。
天候に恵まれ、参加者は約200名でした。
今年度の火入れ対象地は園地のビーナスライン沿い、約6haです。
防火帯整備では、参加者が刈払機や鎌などを使い、火入れ地周辺の草原を約5m幅にわたって草刈りをしました。

防火帯は、火入れによる延焼を防ぐために、火入れ地の周辺にある延焼の原因となるものを取り除いた場所です。
一般には、幅5m以上の草刈を行うことが知られていますが、他には、地面を掘って土を露出させたりすることも行われています。
霧ケ峰では山彦北の耳・南の耳など、草原部分の端にあるの遊歩道が、地面を掘って防火帯としたものです。

火入れは4月26日を予定しています。

写真は防火帯整備の様子。
奥には御岳が見えます。

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霧ヶ峰自然環境保全協議会出席報告

11月22日に霧ヶ峰自然環境保全協議会(みらい協議会)が行われ、出席しました。
本会では、各作業部会(「草原」「湿原」「樹そう」保全再生部会、”彩り草原空間”形成・施設整備部会、霧ヶ峰エコツーリズムモデル構築部会)からの中間とりまとめに向けての検討結果の発表と、それらに対する意見交換が行われました。
霧ヶ峰ネットワークが参加しています第一部会からは、森林化、シカ食害等の問題に対する、方針および対策案等が提示されました。また、霧ヶ峰ネットワークでも小和田組合さんのご協力の元独自に進めている、牧草地の野草地化についても、方向性が提示されました。
現在は中間とりまとめの段階ですので、2月に行われる次回協議会を経て、3月には最終とりまとめが発表されることになります。
議事内容については、後日、協議会ホームページに掲載されることになっています。是非そちらも合わせてご覧ください。

霧ヶ峰自然環境保全協議会ホームページ
http://www.pref.nagano.jp/xtihou/suwa/seikatsu/future/future.htm

諏訪市雑木処理作業参加報告

10月26日(日)に諏訪市霧ケ峰草原再生事業の一環として雑木処理作業が行われました。
あいにくの天気でしたが、約200名が参加し、園地の樹そう周辺の樹木の伐採が行われました。樹木は主に、ミズナラやサクラ類が多く、採草など草原の利用がされなくなった約30~40年前の樹木が多かったように思います。そのため、かなりの重労働でした。
伐採された木のうち、枝や直径の小さいものについては、チップにし、歩道にしきつめています。また幹など大きな木については、ほだ木や薪として参加者に提供されました。

長野日報記事「霧ケ峰で雑木処理 高原の森林化抑制」
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=12321


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