活動報告

マツムシソウ群落再生実験候補地の植生調査を行いました

8月22日、23日にかけて富士見台のマツムシソウ群落再生実験候補地で植生調査を行いました。
23日はあいにくの天気で野帳に記録をとるのも大変でしたが、生育する植物の種類や被度、高さなどを記録しました。
小和田牧野組合さんのご協力を得て、富士見台地区で実験をはじめてから、4年目になります。
小さい面積ではありますが、少しずつ効果が見え始め、草刈りも火入れや雑木処理とあわせて草原景観、生物、伝統・文化を守っていく上で重要な管理方法であることが証明されてきました。

今回の調査では、マツムシソウやコウリンカ、ヤマラッキョウ、スズラン、ヒメハギ、ヨツバヒヨドリなど、さまざまな植物が生育しているのを確認しました。またススキの高さと被度が対照区に比べ著しく抑制されていました。

これからデータをとりまとめ、後日ご報告したいと思います。

8月3日ごろの開花の様子

8月3日の、霧の駅から霧ケ峰ホテル、強清水のカラマツ林、強清水湿原までの開花状況をお知らせします。普段、皆さんが見ている草原ではなく、主に樹林となっている場所です。同定できていないものもあり、すべてを網羅的に調べていませんので、分かる範囲でリストにしました。実際にはもっとたくさんの花が咲いています。

コオニユリ,コウゾリナ,ハクサンフウロ,クサフジ,イタドリ,ヨツバヒヨドリ,シシウド,ノアザミ,ノハラアザミ,クサレダマ,ヤナギラン,オミナエシ,チダケサシ,カワラナデシコ,ツリガネニンジン,ギボウシ,ヌスビトハギ,ヒメジョオン,マツヨイグサ,ホタルブクロ,ワレモコウ,マーガレット(在来ではない),ムラサキツユクサ(在来ではない),タチフウロ,マツムシソウ,ウツボグサ,クガイソウ,ヤマトラノオ,ニッコウキスゲ,イブキトラノオ,ノリウツギ,ゲンノショウコ,クルマバナ,ハナニガナ,ニガナ,アカバナシモツケ,キリンソウ,キンバイソウ,シモツケソウ,アカバナ,メタカラコウ

マツムシソウ群落再生実験区植生調査を行いました

8月3日、4日と霧ケ峰富士見台のマツムシソウ群落再生実験区で植生調査を行いました。
昨年度刈り取りを行った区は、周辺の対照区に比べ、ススキの草丈が低く、また密度も低下していました。代わりに、ウメバチソウやノアザミなど、また目標であるマツムシソウのロゼットやつぼみが見られました。
本年も9月27日にマツムシソウ群落再生実験を行います。
是非ご参加ください。

東伊豆町による霧ケ峰視察ご報告

ご報告が遅くなりました・
7月1日に、静岡県東伊豆町より霧ケ峰の視察団が訪れました。
東伊豆町にも霧ケ峰と同じように人とかかわりの深い草原が広がっています。現在でもみかんの木の下に刈った草をしいたり、グライダーに利用されたりしています。また春には火入れも行われています。
草原内には貴重な湿原もあり、非常に魅力的な場所となっています。

霧ケ峰視察では、主に観光地として活用している草原という視点で見ていただきました。

本年は東伊豆町で全国草原シンポジウムが開催されます。
開催情報が発表されましたら、このブログでもご紹介していきたいと思います。

下の写真は強清水湿原の様子です。

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マツムシソウ群落再生実験地の様子

6月8日に霧ケ峰富士見台のマツムシソウ群落再生実験地の様子を確認しました。
マツムシソウ群落再生実験は2007年09月11日(火)のブログを参照ください。
本日、確認したところによると、レンゲツツジが開花、ヒメハギが開花、ススキやスズラン、スミレなどの種が芽を出しています。今回は正式に植生調査を行っていませんので、次回調査を行った後、ご報告したいと思います。

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