霧ケ峰ネットワークでは、強清水のグライダー滑走路南側の改良草地で、小和田牧野農業協働組合のご協力を得て、一昨年より、改良草地の自然草地復元実験を行っています。
実験は、牧草の剥ぎ取り、植生マットの移植を行い、活着状況、発芽状況、生育状況などを調査しています。
昨年に植生マットを移植した箇所では、本年、ススキやワレモコウ、マツムシソウ、ハクサンフウロなどの植物が生育しているのを確認しました。
まだ、実験段階であり、かつ改良草地は広大な面積であるため、効率的・効果的に自然草地の復元を行っていくためにはまだまだ試行錯誤が必要です。

しかし、周辺にはマツムシソウやアキノキリンソウ、スミレ類など、種子供給源となりうる環境が見られるため、人為による処理だけでなく、自然遷移による復元も合わせて検討していきたいと思います。

途中経過や状況はブログやホームページでご紹介していきますので、是非ご覧ください。

熊田

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